アルコールは、適度に飲むことで体を温めて血行をよくし、心身をリラックスさせてくれます。
そして、多少酔うことでストレスも解消できるのもアルコールです。
「酒は百薬の長」という言葉もありますが、飲みすぎてしまうと体に良くないことは周知の事実です。
また、空腹のときに飲むとアルコールの吸収スピードが速まり、普段より酔いやすくなってしまいます。
今回は、アルコールを百薬の長にするために、一緒に食べると良い食べ物についてご紹介していきます。
お酒を楽しむには食べることが必須!
アルコールを飲むときは一緒に何か食べると、胃の粘膜の上に層が作られアルコールによって胃が荒らされることも減少し、アルコールの吸収がゆっくりすすんでいきます。
つまり、アルコール吸収のペースを抑えることができるということは、悪酔いをせずアルコールを楽しめると言うことにつながります。
アルコールを飲んでいる間は、アルコールによって体内のビタミンやミネラルは失われがちになります。
それを補うために、野菜類などの植物性食品や胃腸の粘膜を保護する効果がある脂肪分が含まれるチーズなどがベストチョイスです。
他にも、塩分控えめで食物繊維を多く含んだ食べ物や、アルコールを分解する肝臓の活動を促すための良質なタンパク質が豊富な食べ物を摂取することもおすすめです。
アルコールと仲良くさせたい食べ物とは
- 肝臓を守り、胃の粘膜保護のために良質なタンパク質を摂取する
- 胃液の分泌をコントロール、胃を痛めないために刺激性の少ない食べ物
- 野菜類でビタミン、ミネラルを補給する
- アルコールで胃に負担をかけるので、消化の良い食べもの
- アルコールによる胃への刺激を和らげるために吸物、スープなどを飲むなどを意識して、アルコールのつまみを選択していきましょう。
おすすめの食べ物
トマト
研究で、トマトはアルコールと一緒に摂ると、酔いにくいという傾向が見られているそうです。
これは、トマトを食べることでアルコールの代謝に関わる酵素が活性化するそうなので、アルコールのまわりが緩やかになって、悪酔い防止につながるそうです。
枝豆
次におすすめは、高タンパクで低脂質、ビタミンと食物繊維がたっぷり含まれた枝豆です。枝豆にふくまれているメチオニンという物質は、アルコールの分解を助けてくれて脂肪の吸収も抑えてくれますので、アルコールのお供に理想的なおつまみではないでしょうか。
果物
果物に含まれる果糖もアルコール分解を助ける効果がありますので、アルコールを飲むときにはおすすめです。
生のグレープフルーツやレモンなどでアルコールを割って飲んだり、かんきつ系の果汁が入った飲み物を飲んだりすると悪酔い防止の効果も期待できそうです。
アルコールを飲むときに意識して摂取したい栄養素
タウリン
肝臓機能を助ける栄養素であるタウリンは、肝臓の働きを促す作用がありますので、タウリン含む食べ物を意識して摂取することはおすすめです。
タウリンは、牡蠣、さざえ、ホタテ、トコブシなどに多く含まれていますので、それらを刺身か軽く焙っておつまみにすると良いでしょう。
ビタミンE
コレステロール値を下げて肝臓の負担を減らしてくれるビタミンEは、血行を促進する作用もあり抗酸化作用によって肝臓を守ってくれます。
ビタミンEは、特にナッツ類に多く含まれており、アーモンド、アボカド、オリーブオイル、かぼちゃなどに含まれていますが、ナッツ類は脂質も多いので取り過ぎにはなるべく注意しましょう。
ビタミンC
ビタミンCもビタミンEと同じように抗酸化作用を持っており、肝臓を守ってくれる栄養素です。
ビタミンCは、赤ピーマン、黄ピーマン、アセロラ、芽キャベツ、レモン、ゆずなどに多く含まれています。
水
栄養素とは違いますが、アルコールを飲むときに意識してほしいのは、水分の摂取です。
アルコール摂取時は、血流も早くなり新陳代謝が活発になりますのでトイレ行く回数も増え、体内は水分不足になっています、
なぜなら、ビールやワインお酒といった具合にアルコールも水分と同じ液体ということで、水分を取っていると勘違いしやすいからです。
基本的に、水を飲むことで体内に入るアルコール濃度は低くなり、二日酔いになりにくくトイレにも行くことで、アルコール成分を早く体外から排出できますので、二日酔いなどの防止にも役立つでしょう。
特に、寝る前にコップ一杯の水を飲むことも、翌朝の目覚めが良くなりますのでおすすめです。
まとめ
アルコールを飲むときに一緒に食べると良いものをご紹介してきましたが、意外と普段食べている身近なものだったのではないでしょうか。
これらの食べ物をおつまみに取り入れることで、アルコールで悪酔いしにくくなったり、太りにくくなったりする効果が得られたら言うことなしです。
アルコールと楽しく付き合うためにも、食材を意識して取り入れてみることをおすすめします。